撮影から制作まで 1:ミノル

ども、タナカミノルです。
見ている人達に、有益な情報が出せるかわかりませんが、よろしくお願いします。

ってことで、自分がやった部分だけになってしまいますが、時系列で説明した方がわかりやすいと思うので、しょっぱなからいきたいと思います。


■オーディション
カワユイ女子をみんなでオーディションしました。
オーディションに必要なものとしては、「仮セリフ」「仮演技」の2点を用意しておいたら良いです。
今回は製品のPIPコンテンツで専門用語も多いので、そこらのセリフが問題なく言えるかをチェックするのと、演技についてもマイムでの演技になるので、それもチェックですね。
オーディション時は、モニターでチェックすること。
肉眼で見てしまうと、どうしても良く見えてしまうので、必ずモニターでチェックしてください。
広重さん起用の経緯は螺澤さんの方に書いてありますね。ちなみにオーディション時は、僕含めみんなデレデレでした(笑)

■絵コンテ作成(演出案)
大筋に関しては、螺澤さんの指示で大体決まってたので、どう見せるのかでの演出案を詰める作業です。

演出案を練るのに、西田さん、高木さん、タロさんと、トータル14時間くらいみっちり打ち合わせしました。アイデアが出まくりで、楽しかっです。
高津組(西田さん、高木さん、トザキさん、坂本さんの共同事務所)におじゃまして、お茶飲みながらガンガン詳細を詰めてった感じでした。
世界観ビジュアル。エフェクトやアニメでの演出。エイトちゃんの動きなど、ほぼ全部をこの時に詰めてます。ホントはここで西田さんが描いたビジュアルラフを見せたいのだけど既に捨ててしまったので、公開できないのが残念…
めちゃちょろろとした手書きで、「このラフがあのビジュアルになるとは…」という面白さがあってので是非見せたかったですが…(笑)

個人的に演出を詰めるのに気を付けた点を以下に書きます。
最初のブレストのときにみんなから出た「不思議の国のアリス」が気にいっていたのでそれを、常に考えてました。あとは、通常のPIPの撮り方は飽きられてるので、カメラアングルには変化を付けるようにとも考えました。
また演出については、西田さん、高木さん、タロさんからも詳細が語られますんで暫しお待ちを!!

で、出来上がった絵コンテはこんな感じです。
konte
ここでは、かいつまんで3Pだけですが、こんな感じで38pくらいあります。

まぁ、この絵コンテができるまでも螺澤さんと、これまたトータル14時間くらいみっちり打ち合わせして、アイデアを出し合ってやっと完成に漕ぎづけたって感じで、かんなり苦労しました。
結構、描き直したしなぁ…あいからず絵が下手くそなのは勘弁…

ちなみに最終絵コンテが完成したのは、撮影日前日…わぁ、コワイわぁ
ホントだったら、もっと細かな演出に関しても絵コンテで上げるべきだったのですが、時間的に無理だったのでそこらへんは頭の中でイメージだけしてた感じです。

「PIPでも絵コンテは必要なの?」とよく言われるのでちょっと答えたいと思います。
ぶっちゃけて言ってしまえば、無くても問題無いです。ただ以下の点をクリアする為に、僕は書いた方がよいと思ってます。

・描くことによって、自分の中でのビジュアルを詰める
僕はそんなに頭の中だけでビジュアルをイメージするのが得意では無いので、描くことによって動画でのビジュアルを完全にイメージしときます。そうすることによって足りない点も見えてきますので、それを追加していくことになります。
手の動きや表情ひとつとっても、演出は必要なのでそこらは詰めておいた方が良いのでそれを考える為にですね。
撮影当日に演出で悩む時間はほとんど無いので、撮れないカットが発生した場合もこの時に考えておきます。
そんな感じで書くことによって色々リスクヘッジもできます。

・撮影スタッフへの共通認識の為
一人で撮影するのであれば問題ないのですが、この規模の撮影は大人数で動くことになります。共通認識が無い状態であれば、全ての指示は自分がしなくてはいけなくなるので、当日かならずテンパリます。
それを避けるのにあった方が良いと思います。

・クライアントへの確認
まぁ、これが仕事としては一番大事な部分なのですが、どんなにスタッフサイドが良いと思っていてもクライアントの了解が無ければボツになります。
ということで上では無くてよいと書きましたが、仕事の場合は絶対に書きましょう
考えてみたら、仕事じゃなくてPIP作る機会なんて無いですもんね(笑)


■テスト撮影
上の演出を詰めている最中に、実際撮れるかどうかの確認の為に一回だけテスト撮影をしています。
複数人のエイトちゃんがでてきて、シームレスな作業環境を説明する部分です。
>> テスト動画

このテストの目的は、「複数人重ねる為の撮影方法」「複数人でのやりとりができるのか」「合成のテスト」「服の色を変更できるのか」のチェックです。チェックした結果ですが、やりとりは撮影が難しいので無しに。服の色も現状では難しいのではという結果になりました。

ちなみに、このテスト撮影は、事務所の壁一面にブルーのカラーボードを張って撮影してます。ラストの方にそれが見れますね。
あと、この動画に関しての見かけのツッコミは無しの方向でお願いします…


トートツですが、かなり長くなりそうなので連載にします。
次回は撮影当日にフューチャーします。

BACK TO MAGAZINE8 TOP : 2005年11月23日 23:14

コメント

コメントしてください




保存しますか?