フィルタ機能その2:タロアウト

シークエンス2(デザイン、開発、管理すべてをパッケージ)は、デザインからオーサリング、最終的なファイル統合(通称 : ガッチャンコ)まで、全シークエンス中最後に作業が行われました。
スケジュール的にタイトだったということもあり、ニシダサンがざくっとラフを作ってくれた段階で、ニシダサンによる本番デザイン制作、タナカさんによるエイトちゃんの映像を画面に合わせる作業、私によるイラストグラフィック制作作業が、同時進行で行われる事になり、なかなかに思い出深いシークエンスとなりました。

今回はそのシークエンス2の中の、エイトちゃんがコネコネするオブジェクト制作について紹介したいと思います。


今回取り上げるシーン。


ニシダサンからきたオーダーは、「シンプルな形で立体的な方が良いかなと。難しかったら、簡単に3Dで起こしてみますー。」というもの。タロアウト的には(ははぁん。ニッシーは、3Dぽいのをイメージしてるんだな。でも自分は3Dできないしなぁ。。。うーん、でも、ニッシーに3Dで起こしてもらう時間的余裕もないし、なんとかそれっぽいのを2Dで作ってみよう。そして3Dで簡単に起こしたものよりは楽しげなものにしてみよう。やっぱりネンドをコネコネする感じだよなぁ。。。)そんな感じで、制作はスタートしたのでした。

コネコネする動きは、やはりシェイプが便利です。はじめに円を描画し、タイムラインを延ばしてキーフレームをいくつかうち、円の縁をマウスで適当に押したり引っ張ったりして変形させていきます。こんなときパスとか難しい事を考えず、まさにコネコネする感じで変形ができるのは、やっぱりFlashの良いところだと思います。それらをシェイプトゥイーンさせれば、動きの完成です。


タイムラインにキーフレームを作成。それぞれのキーフレームで円をこねます。


さて、次に3Dぽいイメージ作りです。ここで登場するのが、Flash8新登場のフィルタ機能というわけです。
シェイプトゥイーンのループアニメーションのムービークリップにフィルタをかけていきます。今回はベベルとグローをかけました。

ベベルは、基本的なイメージだと、エッジに厚みがでてボタンのような効果が簡単に得られるものですが、今回は、数値や影の色などを調整して、円が球に見えるようにしてみました。


ベベル初期設定時

ぼかしの大きさや影の色を調整したもの


グローは、光っているイメージを出しますが、今回は外側でなく内側に効果を設定する事で、球に柔らかい質感を与えると同時に、全体となじむようにしてみました。


グロー外側(初期設定時)

グロー内側


Flash8以前では、このようなフィルタ効果を施したグラフィックスは、Flash以外のソフトウエアで作成し、ビットマップ形式にして読み込む方法しかありませんでした。
さらにステキな事に、このフィルタは、設定したムービークリップ内のトゥイーンやシェイプのアニメーション1フレーム毎、きちんとフィルタをかけてくれるのです!
そして、単なるシェイプのアニメーションが、シンプルな形で立体的な、かつ動きもあって楽しげなものになったわけです。(なってますよね...?)

>> サンプルはこちら

こうして、なんとか無事に間に合う事ができました。本当にびっくりするくらい簡単で面白い機能だと思うので、皆さんもぜひ、楽しんで試してみてくださいね。ありがとうございました。

BACK TO MAGAZINE8 TOP : 2005年12月26日 18:05

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